元姫のザシキワラシが去った家
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どんな伝承か
柳田國男が伝えるザシキワラシは、佐々木喜善が記録した不気味なものと違って可愛らしい。綾織村砂子沢の多左衛門どんの家には元御姫様の座敷ワラシがいて、それがいなくなると家は貧乏になったという。著者は、こうした愛らしい姿の話ばかりを取り上げたのは柳田の意識的な選択であり、おぞましいザシキワラシは趣味に合わなかったのだろうと見る。そのうえで、ザシキワラシが金持ちの家に現れると語られるのは、豊かな家に対する貧しい人々の妬みと諦めが底にあるからで、金持ちになるには多大なリスクを覚悟しなければならないと伝える話なのだと説いている。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
黄昏綺譚(高橋克彦・幽霊・怪異体験・現代)
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遠野市の伝承
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