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火事に池の蓮葉へ逃げた黒仏

所在地岩手県花巻市石鳥谷町八重畑
年代不明
登場不明
出典佐々木喜善全集 1
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どんな伝承か

秘事念仏の黒仏には別派があり、紫波派とも八重畑派とも称するものがある。これは渋谷地よりもずっと後年に、総本家である京都柳馬場の一鍵屋から直伝を受けたものだといい、今は八重畑村の佐藤某という家に属しているとも言われている。この派の本尊である黒仏は、火事のとき仏壇から飛び出して家の門前の池へ行き、蓮の葉にくるまっていた。そのため後には蓮葉の黒仏様と呼ばれるようになったという。

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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

佐々木喜善全集 1(佐々木喜善・佐々木喜善全集・大正・昭和(東北民俗))

『遠野物語』の語り手・佐々木喜善が大正昭和期に郷里岩手で採集した東北の昔話・伝説の集成。冒頭の『奥州のザシキワラシの話』では、旧家の座敷に出没し家の盛衰を司るザシキワラシの諸相を集める。『江刺郡昔話』『紫波郡昔話』に続き、『東奥異聞』では不思議な縁女の話・黄金の牛・磐司磐三郎・千曳石・赤子抱き・偽汽車など奇譚を収める。

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