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死者の家に密かに呼ばれるユタ

所在地沖縄県那覇市
年代大正期
登場折口、遺族、調査者
出典霊魂観の系譜――歴史民俗学の視点

どんな伝承か

折口信夫が沖縄で聞き書きしたところによると、死者の出た家では、早ければ一週間、遅くても四十九日ごろまでにユタに来てもらい、死者に問いかける。ただし、親類が二、三人そろって、ひそかに来てほしいと頼みに行かなければ、ユタに叱られるという。そうしたユタは小禄や垣ノ花のあたりにずいぶんいて、那覇の町でも、活動写真をかけている場所のあたりにいると記されている。

原典より

死人の家で早いのは一週間、遅いのは四十九日位に、ゆたに来て貰うて問ふ。—— 霊魂観の系譜――歴史民俗学の視点(桜井徳太郎・桜井徳太郎・歴史民俗学・1977年(昭和52年)) より引用
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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

霊魂観の系譜――歴史民俗学の視点(桜井徳太郎・桜井徳太郎・歴史民俗学・1977年(昭和52年))

『霊魂観の系譜――歴史民俗学の視点』は、桜井徳太郎が一九七七年(昭和五十二年)に著し、筑摩書房から刊行した論文集である。昭和三十二年から五十年にかけて学会誌や雑誌、新聞に発表した論考を収め、民俗学と歴史研究の関係、郷土の民俗像の史的復元、古代のシャマニズムと憑霊、呪いの人形、怨霊から御霊への死霊観を論じる。後半で折口信夫の巫女観と柳田国男の祖先観を検討し、巻末にあとがきと初稿発表覚書を付す。

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