世田谷の真夜中に鳴る無人のチャイム
どんな伝承か
東京・世田谷の住宅街に住む知人Kの自宅では、小雨がしとしと降る晩に限って、真夜中の午前二時過ぎになると決まって玄関のチャイムが鳴りだした。起きて窓から外を見ても、押しボタンを押す人影はなく、押しボタンが押されたままの状態になっていることもあった。年に十数回、数年間続き、配線や押しボタンスイッチを全て取り替えても止まらなかった。Kは電気屋の工事に疑いを持ち、電気技術者である著者に調査を依頼した。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
四次元世界の謎(内田秀男・1970年(昭和45年))
『四次元世界の謎』は、内田秀男が昭和四十五年に著した超常現象の論考集である。月刊誌『電波技術』に昭和三十八年から四十三年まで「あなたは信じますか」の題で書いた記事を抜き出したもので、魔の踏切、十三日の金曜日、地震予知、お守り札、幽霊写真、虫の知らせなどを、筆者の体験と磁場・電波の実験をもとに論じる。項目ごとに小見出しで区切り、多数の図表と写真を添える。