馬を追う声で啼く馬追鳥
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どんな伝承か
馬追鳥は時鳥に似て少し大きく、羽の色は赤に茶を帯び、肩には馬の綱のような縞があり、胸のあたりにはクツゴコのような形がある。この鳥はもとある長者の家の奉公人で、山へ馬を放しに行き、家へ帰ろうとすると一匹足りない。夜通しその馬を求め歩いたが見つけることができず、ついにこの鳥になったと伝わる。アーホー、アーホーと啼くのは、この地方で野にいる馬を追うときの声である。年によって馬追鳥が里に来て啼くことがあり、それは飢饉の前兆だという。ふだんは深山に住み、そこで啼く声を聞くばかりである。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
定本柳田国男集 第4巻(柳田国男・定本柳田国男集)
柳田国男編『定本柳田国男集 第4巻』を全822話・伝説(1見出し=1話)単位で収録(緒言・序・名義・解説・和歌・注は除外/内包)。所在地(郡村区・社寺)を付して集成。
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遠野市の伝承
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