トップ > 鳥取県の伝承 > 鳥取市

因幡鳥取の狐の難産

所在地鳥取県鳥取市
年代三十年前(明治頃)
登場有名な産婆
出典定本柳田国男集 第4巻

どんな伝承か

三十年前(明治頃)、因幡鳥取市での話。市中で有名な産婆が駕籠で迎えられ、一里ほど郊外の立派な家へ向かった。非常な難産であったがようやく済み、山を下り野を行くような感じで再び駕籠で送り帰された。翌朝、戸の外に見事な雉子が二羽、次の朝は鳩や鶉など、鳥ばかりの贈り物が一月近くも毎朝続いた。産婦の家がどう考えてもありそうに思われなかったため、狐の家に相違ないという評判が立ったという。

地図で位置を見る

※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

定本柳田国男集 第4巻(柳田国男・定本柳田国男集)

『定本柳田国男集 第4巻』は、柳田国男の著作を集めた定本の一巻である。岩手県遠野の伝承を佐々木鏡石から聞いて書いた「遠野物語」、山に入った人や神隠しを論じた「山の人生」、河童・ひだる神・一つ目小僧・天狗などを扱い妖怪名彙を付す「妖怪談義」を収める。ほかに「山人考」「史料としての傳説」「比丘尼石の話」「山人外傳資料」「『イタカ』及び『サンカ』」「山民の生活」など、山人・漂泊民・妖怪をめぐる論考を併せる。

種別から探す

狐産婆難産怪異化かし狐の恩返し

鳥取市の伝承

同じ種別の伝承

同じ文献『定本柳田国男集 第4巻』の伝承