天狗森の麓で若者を投げた大男
広告枠(AdSense)
どんな伝承か
松崎村に天狗森という山がある。その麓の桑畑で村の若者某が働いていると、しきりに眠くなったので畑の畔に腰掛けて居眠りしようとした。すると非常に大きな男で顔の真赤なのが出てきた。若者は日頃相撲の好きな男で、この見慣れぬ大男が立ちはだかって見下ろすのを面憎く思い、立ち上がってどこから来たかと問うたが答えない。突き飛ばそうと飛びかかった途端、かえって自分の方が飛ばされて気を失った。夕方に正気づくと大男はいない。その秋、早池峯の腰へ馬を曳いて萩を刈りに行った際にこの男だけが姿を消し、深い谷の奥で手も足も一つずつ抜き取られて死んでいたという。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
定本柳田国男集 第4巻(柳田国男・定本柳田国男集)
柳田国男編『定本柳田国男集 第4巻』を全822話・伝説(1見出し=1話)単位で収録(緒言・序・名義・解説・和歌・注は除外/内包)。所在地(郡村区・社寺)を付して集成。
種別から探す
遠野市の伝承
広告枠(AdSense)