横町稲荷の周辺
どんな伝承か
子供の頃の横町稲荷はこんもりと山のようになっていて、ほら穴があった。稲荷は町内の三丁目持ちで、今も鳥居がたくさん立ち霊験あらたかとされる。信心深い年寄りが油揚げを供えて孫を連れひと回りしてくると、供え物はもう無くなっていて、穴に子狐がいるので狐が運ぶのだろうと祖母に聞かされたという。近くには金魚屋の太田さんの家もあった。
原典より
横町稲荷が、私なぞが子供の時分には、こんもりと山みたいになってましてね、それであそこに、ほら穴があった訳なんですよね。—— 市川の伝承民話 第2集(市川民話の会・市川の伝承民話・昭和56年頃刊) より引用地図で位置を見る
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
市川の伝承民話 第2集(市川民話の会・市川の伝承民話・昭和56年頃刊)
市川民話の会編『市川の伝承民話 第2集』を全200話・伝説(1見出し=1話)単位で収録(緒言・序・名義・解説・和歌・注は除外/内包)。所在地(郡村区・社寺)を付して集成。