8⑮ 米の飯の弁当の仕事(1)
どんな伝承か
印内のじゅえむというのは頭が良すぎて横着で、よい旦那の所へ奉公に行った。旦那が、今日は米の飯の弁当だから、じゅえむ、弁当だけでも田がうなえるよと言うと、じゅえむはそうか旦那と答え、弁当を持って行って鎌に付け、一日じゅう田んぼに居た。夕方、じゅえむ、どこをうなったかと聞かれると、弁当だけでもうなえると言ったから弁当を持ってそこに居たけれども、旦那、一つもうなえなかったと答え、旦那をやり込めてしまったという。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
市川の伝承民話 第2集(市川民話の会・市川の伝承民話・昭和56年頃刊)
市川民話の会編『市川の伝承民話 第2集』を全200話・伝説(1見出し=1話)単位で収録(緒言・序・名義・解説・和歌・注は除外/内包)。所在地(郡村区・社寺)を付して集成。