8十九 庭田植え
どんな伝承か
昔は田んぼも正月の十一日ごろから鍬を入れ、一鍬うなうのをまじないとした。これは農家における小正月の行事である「庭田植え」のことであろうと注が付いている。印内のじゅえむは、そうした時期には氷をぶっ欠きながらでも一畝ほどもうなって来たという。屁理屈で人を煙に巻く話の多いじゅえむだが、仕事は力があってしっかりやったらしいと語り伝えられている。
原典より
昔は田んぼだってお正月の十一日からそこらに、田うなうですよね。—— 市川の伝承民話 第2集(市川民話の会・市川の伝承民話・昭和56年頃刊) より引用地図で位置を見る
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
市川の伝承民話 第2集(市川民話の会・市川の伝承民話・昭和56年頃刊)
市川民話の会編『市川の伝承民話 第2集』を全200話・伝説(1見出し=1話)単位で収録(緒言・序・名義・解説・和歌・注は除外/内包)。所在地(郡村区・社寺)を付して集成。