8⑳ 車も片輪じゃ
どんな伝承か
じゅえむが一人前になった時のことである。お前も一人前になったのだから、嫁を貰わなければしょうがないなと言われると、じゅえむは車から片方の輪だけを外して持って来て、旦那に向かって、車も片輪では回らないと言った。嫁を貰わなければ、両方が揃わなければ回れないのだという洒落であったと語られる。宮久保の及川マツが語った、印内のじゅえむにまつわる頓智話の一つである。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
市川の伝承民話 第2集(市川民話の会・市川の伝承民話・昭和56年頃刊)
市川民話の会編『市川の伝承民話 第2集』を全200話・伝説(1見出し=1話)単位で収録(緒言・序・名義・解説・和歌・注は除外/内包)。所在地(郡村区・社寺)を付して集成。