天王さまの講
どんな伝承か
七月二十三日の天王さまの講。大野新田では昔、講があって、神主が御本尊のようなものと御祓いの榊を持ち、一軒一軒、部落を回って拝んで歩いたという。疫病、悪い伝染病を除けるためだといった。その場で祓ってもらえない家は肌着を出し、それを祓ってもらえばよいとされたのを覚えているという。船橋の印内の天王さまの祭りは今も七月二十三日に続いている。下貝塚にも講があり、松丸ときの舅が世話人をしていたというが、松丸が嫁に来た昭和初期にはもう回ることはなかったと伝える。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
市川の伝承民話 第6集(市川民話の会・市川の伝承民話・平成初期刊)
市川民話の会編『市川の伝承民話 第6集』を全140話・伝説(1見出し=1話)単位で収録(緒言・序・名義・解説・和歌・注は除外/内包)。所在地(郡村区・社寺)を付して集成。