兵衛の付く家は本家という草分けの言い伝え
どんな伝承か
下貝塚では「兵衛」の付く屋号が最も古く、本家筋にあたるという。四郎兵衛(シロベ)などが本家格とされ、「左衛門」や「右衛門」の付く家は分家筋と伝わる。集落は松丸と石井の二姓が中心で、他の姓の家はよそから来た者が多いのではないかと話者は語る。誰が集落に一番最初に来た草分けなのかははっきり分からないが、マタベなどの兵衛の付く家が古株だろうという。
原典より
7 兵衛の付く屋号8 ワタヤ9 マタベエ10 エドヤ(1)~(8)11 タテバからセンベヤへ12 外卵塔13 ホシッパタ14 井戸15 飲み水—— 市川の伝承民話 第6集(市川民話の会(調査・編集)/市川市教育委員会(発行)・市川の伝承民話・1998年(平成10年)) より引用地図で位置を見る
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
市川の伝承民話 第6集(市川民話の会(調査・編集)/市川市教育委員会(発行)・市川の伝承民話・1998年(平成10年))
『市川の伝承民話 第6集』は、市川民話の会が調査・編集し、市川市教育委員会が平成十年に発行した民話資料集である。昭和六十三年度から平成四年度にかけて市川市の下貝塚・八幡・平田・本行徳・香取などで聞き取った世間話・伝説・昔話・唄・年中行事・生活譚を、話者の語りに忠実に記録している。各話に話者と記録者を添え、新たに「現代若者の学校話」の部を設けて口裂け女や学校の七不思議などの怪談も収め、話者名簿・採訪者名簿・あとがきを付ける。