寺の井戸で人が死に掘り直した話
どんな伝承か
話者の家では最初に車井戸を掘り、縄をなってつるべで水を汲んだ。その後ガチャポンプになり、やがて水道へ変わった。井戸を掘ったのは、娘の美佐子が生まれたのと同じころだという。井戸を掘るまでは、この辺りの家はみな寺の井戸から水をもらっていたという。話者が嫁いでくる前の年には、ある家の人がその寺の井戸に入って亡くなり、寺は井戸を掘り直したと語られる。
原典より
15 飲み水16 エエとスケ17 エエッコ18 源蔵梨19 越後の毒消し売り20 目下をいうことば21 子守りで行かなかった小学校22 体操の盛んだった戦前の国分小学校23 下貝塚海軍第一号—— 市川の伝承民話 第6集(市川民話の会(調査・編集)/市川市教育委員会(発行)・市川の伝承民話・1998年(平成10年)) より引用地図で位置を見る
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
市川の伝承民話 第6集(市川民話の会(調査・編集)/市川市教育委員会(発行)・市川の伝承民話・1998年(平成10年))
『市川の伝承民話 第6集』は、市川民話の会が調査・編集し、市川市教育委員会が平成十年に発行した民話資料集である。昭和六十三年度から平成四年度にかけて市川市の下貝塚・八幡・平田・本行徳・香取などで聞き取った世間話・伝説・昔話・唄・年中行事・生活譚を、話者の語りに忠実に記録している。各話に話者と記録者を添え、新たに「現代若者の学校話」の部を設けて口裂け女や学校の七不思議などの怪談も収め、話者名簿・採訪者名簿・あとがきを付ける。