午前一時七分に手が出る八幡小の七不思議
どんな伝承か
昭和五十六年の地域紙『市川よみうり』が組んだ学校の七不思議の特集に、市立八幡小学校の話が載った。以前そこに通っていた中学生が友だちから聞いたもので、この話を一年生に聞かせた六年生がすぐ交通事故で亡くなったという前置きが付く。旧校舎の床下に落ちた十円玉が夜になると笑い出す、開けると一生腕が上がらなくなるロッカーが校内のどこかにある、旧校舎のある教室の前で撮った記念写真には昔そこで死んだ少女が写る、家庭科室では夜に見えない火が燃える、プールのシャワーは夜中に赤い水を出す、一階東端の便所で午前一時七分に一斉に手が出る、などが挙がっている。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
市川の伝承民話 第6集(市川民話の会(調査・編集)/市川市教育委員会(発行)・市川の伝承民話・1998年(平成10年))
『市川の伝承民話 第6集』は、市川民話の会が調査・編集し、市川市教育委員会が平成十年に発行した民話資料集である。昭和六十三年度から平成四年度にかけて市川市の下貝塚・八幡・平田・本行徳・香取などで聞き取った世間話・伝説・昔話・唄・年中行事・生活譚を、話者の語りに忠実に記録している。各話に話者と記録者を添え、新たに「現代若者の学校話」の部を設けて口裂け女や学校の七不思議などの怪談も収め、話者名簿・採訪者名簿・あとがきを付ける。