稲荷木 5 イナ
どんな伝承か
田んぼの中に鯛がいたという話を、當麻篤は嘘だろうと言う。鯛は深海の魚だからである。ただしイナならいたという。イナはスズキの小さいもので、はじめはセーゴ、次にフッコ、それからスズキになるというように、大きくなるにつれて名の変わる魚だと語る。ボラなども同じように名が変わる。そうした魚が田んぼの中にいっぱいいたというのは本当らしいと語る。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
市川の伝承民話 第7集(市川民話の会・市川の伝承民話・平成11年刊)
市川民話の会編『市川の伝承民話 第7集』を全143話・伝説(1見出し=1話)単位で収録(緒言・序・名義・解説・和歌・注は除外/内包)。所在地(郡村区・社寺)を付して集成。