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田んぼの海苔干し場

所在地千葉県市川市本塩
年代昭和十九年頃
登場話者・体験者
出典市川の伝承民話 第7集

どんな伝承か

山田良治が疎開してきた昭和十九年ごろは、冬になると田んぼの中に海苔干し場を作った。何間かおきに竿を少し斜めに立て、その間に簀を押し付けて並べていく。漉いた海苔を重ねてリヤカーで干し場まで運び、まず表を干して、落ちないように竹の串で両脇を藁に差して止める。ここまでが午前中の仕事で、午後は裏返して裏側を干し、夕方に取り込む。取り込んで剝がしたら自分たちで検査し、穴の空いたものや切れたものをよけて問屋へ納めた。技術のよしあしで値段が違ったという。

原典より

で昔はあの、私が疎開してきた頃はね、田んぼの中に海苔干し場っての冬作ったんですよ。—— 市川の伝承民話 第7集(市川民話の会(調査・編集)/市川市教育委員会(発行)・市川の伝承民話・1999年(平成11年)) より引用
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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

市川の伝承民話 第7集(市川民話の会(調査・編集)/市川市教育委員会(発行)・市川の伝承民話・1999年(平成11年))

『市川の伝承民話 第7集』は、市川民話の会が調査・編集し、市川市教育委員会が平成十一年に発行した民話資料集である。平成四年度から六年度にかけて市川市の柏井・須和田・宮久保・原木・稲荷木と国分高校ほかで行った採訪の聞き書きを、話者の息継ぎや方言を残したまま収める。世間話・伝説・昔話・唄と諺・年中行事・生活譚・現代若者の学校話の七部に分け、巻末に話者紹介と会員の採訪記、あとがきを付す。

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