犬石
どんな伝承か
館山市犬石にある犬石神社は、一匹の犬にまつわる伝説を伝える。ある山伏が鉈切神社本殿の洞穴の奥を確かめようと犬を連れて入ったきり戻らず、数十日後、三里も離れたこの地の洞穴から犬だけが毛の抜けた血まみれの姿で這い出してきたが、外気に触れるとそのまま石になってしまったという。犬石の地名も、この犬の霊を慰めるために建てられたこの神社の由来にちなむと伝える。
原典より
昔、ある山伏が館山市浜田ある鉈切神社本殿の洞穴のなかを見きわめようと、一匹の犬を連れ、たいまつをともして入った。—— 房総の伝説(平野馨) より引用地図で位置を見る
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
房総の伝説(平野馨)
平野馨編『房総の伝説』を全245話・伝説(1見出し=1話)単位で収録(緒言・序・名義・解説・和歌・注は除外/内包)。所在地(郡村区・社寺)を付して集成。