十六島
どんな伝承か
香取郡新島村一帯、利根川の下流に十六島と呼ばれる島々がある。原典によれば、この川は上流から流れ下って海に注ぎ、古くは渡りの難所として恐れられていた。ところが幾百年の星霜を経るうちに、洋中に自然の洲ができ、そこに土を積んで陸地となった。天正十八年からこの地の開墾が始まり、徳川家康の代にかけて新田が次々と開かれていって、ついに島々が成り立った。これを十六島と呼ぶのだという。『香取志』に見える。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
日本伝説叢書 下総の巻(藤沢衛彦・日本伝説叢書・大正~昭和初期(推定))
藤沢衛彦編『日本伝説叢書 下総の巻』を全179話・伝説(1見出し=1話)単位で収録(緒言・序・名義・解説・和歌・注は除外/内包)。所在地(郡村区・社寺)を付して集成。