昭和六二年二月
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どんな伝承か
昭和六十二年二月、福島の祖父母の家で生まれた黒猫をもらい受け、祖父が「クック」と名付けた。金色の目をした猫で、他所の家の鳥を捕まえるなどいたずらを重ね、母はそのたびに近所へ謝っていたという。ある日、母が父に「もう飼えない」「捨てるのもかわいそうだし」と話していたのを聞いた語り手は、手放さないでほしいと泣いて訴えた。クックもそばで鳴いていたが、それから二日後、学校から帰るといつも門で待っているはずのクックの姿がなく、九か月たっても帰ってこなかったという。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
現代民話考 10 狼・山犬、猫(松谷みよ子・現代民話考・1970年代~1980年代推定)
松谷みよ子『現代民話考 10 狼・山犬、猫』を小話単位で全541話収録。狼・山犬・猫にまつわる現代の民話・怪異譚(送り狼・化け猫など)を全国から採集し収録する。各話に採集地(都道府県・市区町村)と話者・回答者を可能な範囲で付す(県判明535話・市区町村判明490話、戦地や場所不明の話を含む)。原典は読者からの投稿・採訪に基づく現代民話の集成。
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