福岡の教育者協議会が決めた女学生の立小便禁止
どんな伝承か
明治四十一年七月、福岡県では女子師範・高等女学校・中等学校の教育に従事する者が福岡市に集まり、学生風紀の振粛に関する協議会を開いた。その協議事項の中に「女学生の立小便を廃止する様注意したきこと」「学生(特に女学生)が牛肉店に出入りすることを否認す」の二項があり、当時の新聞に、女学生が立小便をし牛肉店で牛飲馬食しているらしいという珍事件として報じられた。
原典より
一、女学生の立小便を廃止する様注意したきこと—— 日本怪奇集成-明治大正昭和篇(富岡直方 編著) より引用地図で位置を見る
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
日本怪奇集成-明治大正昭和篇(富岡直方 編著)
『日本怪奇集成-明治大正昭和篇』は、富岡直方が編んだ怪奇実話集である。明治元年から昭和七年までに各地で起きた幽霊や狐狸の怪、畸形や奇病、天変や奇瑞、世相の珍事を、当時の新聞・雑誌の記事と筆者自身の聞き書きから集めている。明治・大正・昭和の三篇に分け、話ごとに年月を掲げて通し番号を振り、新聞記事を引いたうえで紙名を末尾に添える形を基本とする。