雨の夜についてくる赤い顔の提灯小僧
どんな伝承か
「仙台萩」に提灯小僧の話がある。仙台城下町で、雨の降る夜など提灯をさげて歩いていくと、うしろから小僧が小さな提灯をさげてついてくるという。小僧の顔は、ほおずきのように真っ赤だとある。そしていつの間にか姿を消してしまうそうだ。著者は、小僧の顔が真っ赤なのは提灯の灯が反射しているからではないだろうか、とも記している。夜道でうしろから袖を引く袖引き小僧や、足音だけがついてくる怪など、道には人につきまとう妖しいものが多い。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
怪談の世界(山田野理夫・昭和中期(1977年頃))
ザシキワラシ(座敷童子)と福の神(怪談の世界)/遠野・東北の怪異伝承/家運の盛衰と怪音/妖怪と幽霊譚/山田野理夫の怪談採集