湯けむりに伸びる坊主頭の影
広告枠(AdSense)
どんな伝承か
ノリコシは岩手の和賀地方に出現するといわれている。花巻温泉の旅籠で旅びとが湯ぶねに浸っていると、人影がちらりと硝子戸に映った。先客は自分ひとりが旅客だと思っていたが、硝子戸の開く音を確かに耳にした。湯けむりでけむっているので見えないのだと思っていると、湯けむりの中に小さな坊主頭の影が浮かび出た。子どもかと見ているうちに、その人影がぐんぐん伸びていき、天井いっぱいに影が拡がった。先客は驚いて湯屋の窓を開けた。湯けむりが窓から流れると、その影も湯けむりといっしょに消え去ったそうである。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
東北怪談の旅(山田野理夫・昭和49年(1974年)頃)
東北怪談の旅(山田野理夫)/飢饉の非業の死と怨念/巫女(イタコ)の口寄せ/座敷童子・河童の怪/東北各地の幽霊伝承
種別から探す
花巻市の伝承
広告枠(AdSense)