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清盛を睨む髑髏の山

所在地兵庫県神戸市兵庫区
年代平安末期
登場平清盛
出典霊魂観の系譜――歴史民俗学の視点

どんな伝承か

『平家物語』の「物怪之沙汰」は、福原へ都を移したのちに平相国入道清盛を襲ったもののけを記す。遷都後、平家の人々は夢見が悪く常に心騒ぎばかりして、変化の者が多かった。ある夜、清盛の臥した所に一間いっぱいに広がるほどの大きな顔が現れて覗いたが、少しも騒がず睨みつけると消え失せた。また或る朝、妻戸を押し開いて坪の内を見ると、数知れぬ死人の髑髏が転び合い、固まって高さ十四、五丈の山となり、大頭に千万の眼が現れて睨んだ。清盛が睨み返すと霜露が日に消えるように失せたという。

原典より

『平家物語』には、遷都直後の福原で並びなき権勢をほこった平相国入道清盛が、このもののけに取り憑かれた話をのせている。—— 霊魂観の系譜――歴史民俗学の視点(桜井徳太郎・桜井徳太郎・歴史民俗学・1977年(昭和52年)) より引用
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出典の文献について

霊魂観の系譜――歴史民俗学の視点(桜井徳太郎・桜井徳太郎・歴史民俗学・1977年(昭和52年))

『霊魂観の系譜――歴史民俗学の視点』は、桜井徳太郎が一九七七年(昭和五十二年)に著し、筑摩書房から刊行した論文集である。昭和三十二年から五十年にかけて学会誌や雑誌、新聞に発表した論考を収め、民俗学と歴史研究の関係、郷土の民俗像の史的復元、古代のシャマニズムと憑霊、呪いの人形、怨霊から御霊への死霊観を論じる。後半で折口信夫の巫女観と柳田国男の祖先観を検討し、巻末にあとがきと初稿発表覚書を付す。

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