天塩の女神が投げた槍と雪の神
広告枠(AdSense)
どんな伝承か
昔、オプタテシケすなわち石狩岳、今の旭岳には四隣に英名をはせた男神がいて、まわりの山々の女神たちの憧れの的であった。とりわけ天塩岳の女神が熱烈に恋していた。よく晴れたある日、天塩岳からは石狩・十勝・阿寒の山々が手に取るように見渡された。女神は山上に立つ男神の雄姿に見とれ、我を忘れて大声で呼びかけたが、男神は振り向きもせず、東にそびえる阿寒岳を眺めていた。阿寒にもまた美しい女神がいたので、天塩の女神は嫉妬に燃え、日ごろ磨きすましていたオプという槍を取り上げて夢中で投げつけた。危ういところで居合わせたウパッシチロップ神が立ち上がり、その槍を叩き落として男神を救った。情け深い雪の神の意だという。
原典より
むかし、オプタテシケ(石狩岳、今の旭岳)には四隣に英名をはせた男神がいた。—— 日本伝説大系 第1巻(日本伝説大系編集委員会・日本伝説大系(みずうみ書房)・現代(編纂)/伝承(口承)) より引用地図で位置を見る
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
日本伝説大系 第1巻(日本伝説大系編集委員会・日本伝説大系(みずうみ書房)・現代(編纂)/伝承(口承))
『日本伝説大系 第1巻』所収の「文化叙事伝説」48話(北海道・青森)を収める。各話は伝承地を市町村〜字レベルまで明記し、例話・類話・文献を備える。
種別から探す
旭川市の伝承
広告枠(AdSense)