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門口に腰掛ける老女の亡霊

所在地岩手県遠野市土淵町山口
年代不明(二七日の逮夜)
登場の人々
出典定本柳田国男集 第4巻

どんな伝承か

佐々木氏の曾祖母の二七日の逮夜に、知音の者が集まって夜更けるまで念仏を唱えた。立ち帰ろうとするその時、門口の石に腰掛けて向こうを向いている老女があった。その後ろ姿は正しく亡くなった人の通りであった。これは数多くの人が同時に見たので、誰も疑う者はなかった。どのような執着がこの世に残っていたのか、ついに知る人はなかったという。

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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

定本柳田国男集 第4巻(柳田国男・定本柳田国男集)

『定本柳田国男集 第4巻』は、柳田国男の著作を集めた定本の一巻である。岩手県遠野の伝承を佐々木鏡石から聞いて書いた「遠野物語」、山に入った人や神隠しを論じた「山の人生」、河童・ひだる神・一つ目小僧・天狗などを扱い妖怪名彙を付す「妖怪談義」を収める。ほかに「山人考」「史料としての傳説」「比丘尼石の話」「山人外傳資料」「『イタカ』及び『サンカ』」「山民の生活」など、山人・漂泊民・妖怪をめぐる論考を併せる。

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