女は石になると恐れた荘内の金峰山
どんな伝承か
荘内六名山の一つである金峰山は、今から二十年余り前まで、女が登れば石になると信じられ、一歩も登る者がなかったという。社務所のすぐ上の路傍には、昔の巫女が罰せられて化したという大岩が現にあった。この金峰山も大和の本山と同じく蔵王権現を祭った山である。柳田は、月山の巫女石とともに、羽前の荘内に伝わる女人結界の石の話としてこれを挙げ、各地の霊山の姥石・比丘尼石と同じ系統のものとみている。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
定本柳田国男集 第4巻(柳田国男・定本柳田国男集)
柳田国男編『定本柳田国男集 第4巻』を全822話・伝説(1見出し=1話)単位で収録(緒言・序・名義・解説・和歌・注は除外/内包)。所在地(郡村区・社寺)を付して集成。