馬の首に乗り昇天した娘とオシラサマ
広告枠(AdSense)
どんな伝承か
土淵村山口の大同の当主を大洞万之丞といい、その養母をおひでという。八十を超えて今も達者で、魔法に長じ、まじないで蛇を殺し、木に止まる鳥を落として見せた。この老女の語ったところでは、昔ある処に貧しい百姓があり、妻はなく美しい娘と一匹の馬があった。娘はこの馬を愛して夜になると厩に行って寝、ついに馬と夫婦になった。父はこれを知り、娘に知らせず馬を連れ出して桑の木に吊し殺した。娘が馬の首に縋って泣いていると、父は憎んで斧で馬の首を切り落とし、娘はその首に乗ったまま天に昇り去った。オシラサマという神はこの時より成り、馬を吊した桑の枝でその神像を三体作ったという。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
定本柳田国男集 第4巻(柳田国男・定本柳田国男集)
柳田国男編『定本柳田国男集 第4巻』を全822話・伝説(1見出し=1話)単位で収録(緒言・序・名義・解説・和歌・注は除外/内包)。所在地(郡村区・社寺)を付して集成。
種別から探す
遠野市の伝承
広告枠(AdSense)