毎年還る板沢家の嫁女
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どんな伝承か
釜石地方の名家板沢氏には、風の日に神隠しの女が還るという言い伝えに近い旧伝があった。毎年日を定めて、昔行き隠れた女性が、何人の眼にも触れることなしに還って来るように信じられていた。盥に水を入れて表の口に出し、新しい草履を揃えて置くと、いつの間にかその草履も板縁も濡れているなどと噂された。この家のは娘ではなく、近く迎えた嫁女であった。精密な記憶が家に伝わっており、いつの頃からか不滅院量外保寿大姉という戒名を付けて祀っていたという。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
定本柳田国男集 第4巻(柳田国男・定本柳田国男集)
柳田国男編『定本柳田国男集 第4巻』を全822話・伝説(1見出し=1話)単位で収録(緒言・序・名義・解説・和歌・注は除外/内包)。所在地(郡村区・社寺)を付して集成。
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釜石市の伝承
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