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人が狐に化けて金を奪った目黒の白狐

所在地東京都目黒区
年代伝承(口承)
登場(類話)
出典新宿と伝説

どんな伝承か

江戸の目黒には、人が狐に化けて金をだまし取ったという話が伝わる。娘の病が治るよう願をかけていた者が、満願の日に見知らぬ若い女から、捕らわれている母狐を助けてくれれば病を治してあげようと持ちかけられる。狐の頼みだと信じて大金を払い、捕らわれの狐を買い取って逃がしてやったが、病は少しもよくならなかった。女の正体は狐ではなく人間で、狐のふりをして金を巻き上げていたのだった。上落合の百姓がだまされた寛保年間の話とほとんど同じ筋で、『窓のすきみ追加』に「目黒の白狐」として載っており、娘を日本橋の商家の女としている点が違うという。

原典より

それは舞台を目黒に移し、筋もほとんど同じであるが、娘は日本橋の商家の女にしてある。—— 新宿と伝説(新宿区教育委員会・1969年(昭和44年)) より引用
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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

新宿と伝説(新宿区教育委員会・1969年(昭和44年))

『新宿と伝説』は、新宿区教育委員会が昭和四十四年に編んだ区内の伝説集である。カッパが出る坂、四谷怪談のお岩、矢来町の化け石、女幽霊が掘った清水など、牛込・四谷・戸塚大久保・新宿・淀橋柏木落合の各地に伝わる六十二の伝説を、江戸の地誌や随筆などから採って収める。第一章で伝説の分布と型を概説し、第二章では地域別に、各話へ場所・時代・出典・解説・参考書を添える。

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