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岩から飛び込んだ弟を引く手

所在地島根県松江市
年代現代
登場—
出典現代民話考 12 写真の怪・文明開化

どんな伝承か

島根県松江市の話。よく話に出ることだが、以前海に行ったとき、岩から飛び込んだ弟が上がってきて、何かに引っ張られたと言った。後で撮った写真を見ると、弟の周りに手がたくさん写っていたという。海で溺れかけた者の周りに、水中から無数の手が写り込むという、写真にまつわる怪異として語られている。九歳の女子児童が語った話である。

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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

現代民話考 12 写真の怪・文明開化(松谷みよ子・現代民話考(立風書房)第十二巻・1996年(平成8年))

『現代民話考 12 写真の怪・文明開化』は、松谷みよ子が一九九六年にまとめた現代民話の資料集で、同シリーズの第十二巻にあたる。雑誌での呼びかけやアンケート、聞き書きで寄せられた話と新聞・雑誌の記事を、心霊写真をめぐる怪異と、明治以降の電信・汽車・電気燈などの新しい文物や流行病に戸惑う人々の話に分けて収める。話例ごとに本文を掲げて各地の類話を分布として並べ、話者や回答者の名と出典を添える。

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