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古代神道の幽斎で起きる体外離脱

所在地奈良県奈良市
年代現代
登場H・T、体験者(奈良市在住)
出典臨死体験(立花隆)

どんな伝承か

奈良市に住む五十二歳のH・Tさんは、古代神道の修行中に体外離脱したという。古代神道とは、仏教が伝わる前、まだ神社もなく、神が自然の中にあまねく宿るとされたアニミズムの時代の神道を指す。その祭りには、ふつうの祭儀である顕斎と、神殿も供え物も祭文も持たず、霊で霊に向き合う神秘の祭儀である幽斎とがある。幽斎を執り行う者は、意識の届かない自分の内に神が入り、神の思うままに体が動いて祭りを行う神懸りの状態、つまりシャーマン的なトランスに入らなければならない。その状態に入ると、体外離脱はありふれたことのように起こるようになるという。

原典より

また、奈良市のH・Tさん(五十二歳)は、古代神道の修行中に体外離脱したという。—— 臨死体験(立花隆)(立花隆・臨死体験・ノンフィクション) より引用
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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

臨死体験(立花隆)(立花隆・臨死体験・ノンフィクション)

『臨死体験(立花隆)』は、立花隆が著したノンフィクションである。一九九一年三月放送のNHKスペシャルのための取材を出発点に、日本と欧米の体験者の証言、キュブラー・ロスやムーディら研究者への聞き取り、「文藝春秋」連載中に寄せられた体験談を収める。体外離脱、光の体験、文化による体験の差、感覚遮断や脳の仕組みを章ごとに論じ、末尾で現実体験説と脳内現象説を比べたうえで、著者は基本的に脳内現象説に立つと述べる。

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