トップ > 長野県の伝承 > 天龍村

向方村の狐憑きとオーサキの名

所在地長野県下伊那郡天龍村神原向方
年代元禄七年(一六九四)
登場不明
出典近世史料にみる憑き物「オーサキ狐」の諸相

どんな伝承か

関東で恐れられたオーサキ狐は、長野県も分布地の一つに数えられてきた。ところが県史の民俗編を繰っても、そこに出てくるのはクダやイイズナといった名ばかりで、オーサキという呼び名は見当たらず、いずれも狐憑きとして一括りにされている。近世の記録でも事情は同じで、南信地方の史料を集めた巻には、伊奈郡向方村で起きた狐憑きの一件が元禄七年の文書として収められているが、そこでもオーサキ狐という語は使われていない。

地図で位置を見る

※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

近世史料にみる憑き物「オーサキ狐」の諸相(小池信一)

『近世史料にみる憑き物「オーサキ狐」の諸相』は、小池信一が著した、埼玉県に関わりの深い憑き物オーサキ狐を近世の古文書から論じた研究論文である。寛延四年の秩父郡三山村「おうさき」追放の再請書、天保六年の尾先狐追放教諭の触をめぐる村役人の願書、慶応三年から翌年にかけての比企郡番匠村の沼境と尾崎狐をめぐる出訴一件の三史料を翻刻する。はじめにで民俗調査から知られる俗信を六項目に整理し、各史料に解説を付す。

種別から探す

狐憑き元禄憑き物オーサキ狐クダ

天龍村の伝承

同じ種別の伝承

同じ文献『近世史料にみる憑き物「オーサキ狐」の諸相』の伝承