嵐山に棲んだ兄弟の鷲と近文の名
広告枠(AdSense)
どんな伝承か
オサラッペ川が石狩川に落ち合うあたり、今の嵐山と呼ばれる一帯は、その昔、樹木が茂り奇巌が重なる人跡まれな深山であった。ここに兄弟の鷲が棲んでおり、近文附近を飛び回っては小鹿や兎を捕えるのを、丸木舟で石狩川を上下するアイヌがよく眺めた。大きな鳥だという噂は次々に伝わったが、人の入り込むのを恐れたものか、鷲はいつしかどこかへ飛び去った。アイヌはその印象を忘れかね、棲んでいた地をチカツプニと称した。カップは大鳥、ニは棲む所の意で、その音を取って近文の字を当て、意味を取って鷹栖としたのだという。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
日本伝説大系 第1巻(日本伝説大系編集委員会・日本伝説大系(みずうみ書房)・現代(編纂)/伝承(口承))
『日本伝説大系 第1巻』所収の「文化叙事伝説」48話(北海道・青森)を収める。各話は伝承地を市町村〜字レベルまで明記し、例話・類話・文献を備える。
種別から探す
旭川市の伝承
広告枠(AdSense)