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愛宕山の堂前で出会う赤い顔

所在地岩手県遠野市(愛宕山)
年代不明
登場和野の某、若者
出典定本柳田国男集 第4巻
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どんな伝承か

山口から柏崎へ行くには愛宕山の裾を回る。田圃に続く松林で、柏崎の人家が見える辺りから雑木の林になる。愛宕山の頂には小さな祠があり、参詣の路は林の中にある。登り口に鳥居が立ち、二三十本の杉の古木があって、傍らにもう一つがらんとした堂がある。堂の前には山神と刻んだ石塔が立ち、昔から山の神が出ると言い伝える所である。和野の何某という若者が夕方この堂のあたりを通ると、愛宕山の上から丈の高い人が降りてきた。林越しに顔を目がけて歩み寄ると、道の角ではたと行き会った。相手は大いに驚き、その顔は非常に赤く、眼は輝いていた。山の神と知って後も見ずに柏崎へ走り着いたという。

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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

定本柳田国男集 第4巻(柳田国男・定本柳田国男集)

柳田国男編『定本柳田国男集 第4巻』を全822話・伝説(1見出し=1話)単位で収録(緒言・序・名義・解説・和歌・注は除外/内包)。所在地(郡村区・社寺)を付して集成。

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