いぼをとる神と仏
どんな伝承か
柏市酒井根には、デーダラボッチという巨人の足跡だという池があり、その水をいぼにつけると治るという。同じ地にはいぼ弁天もある。市川市真間の総寧寺の入口に立ついぼとり地蔵は、石仏を削った粉をつければ落ちるといい、千葉市市場町の胤重寺門前の地蔵は、供えた塩でなでるとよく、治れば礼に塩を供える。君津市各所の地蔵は、祈願してから傍らの小石でなでると間もなく落ちるという。長生郡睦沢村川島の八幡はいぼ八幡とも呼ばれ、境内の土をつけると自然にとれたと伝わる。いぼを落とす神仏は県下一円に散らばっている。
原典より
柏市酒井根にデーダラボッチという巨人の足跡とされている池があるが、その池の水をいぼにつけるとなおるという。—— 房総の伝説(平野馨) より引用地図で位置を見る
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
房総の伝説(平野馨)
平野馨編『房総の伝説』を全245話・伝説(1見出し=1話)単位で収録(緒言・序・名義・解説・和歌・注は除外/内包)。所在地(郡村区・社寺)を付して集成。