国道を覆った黒雲と飛び交う火の玉
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どんな伝承か
著者の友人某が、大迫近くの国道を真昼に車で走っていたときのことである。ガソリンは十分にあり、たった今まで何の不都合もなかったのに、いきなりエンジンが不調となって山の中で停止した。対向車はほとんど来ない。仕方なく車内で待っていると急に空が暗くなりはじめ、車をカバーで覆われたように感じたという。フロントガラス越しに空を覗くと、一面に線香花火のような火花が散り、火の玉が縦横に飛び交った。某が驚いて顔を伏し、恐る恐る見上げると青空が戻っていて、黒雲はどこにも見当たらない。エンジンも復調した。通りかかった対向車の相手は、ずっと変わらない上天気だったと笑って立ち去ったという。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
黄昏綺譚(高橋克彦・幽霊・怪異体験・現代)
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花巻市の伝承
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