雨落ちの石を枕にした死人
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どんな伝承か
山口の田尻長三郎は土淵村一番の物持ちである。当主の老人の話に、この人が四十あまりの頃、おひで老人の息子が亡くなった葬式の夜、人々が念仏を終えて帰った後、話好きの自分だけが遅れて出たところ、軒の雨落ちの石を枕にして仰向けに寝ている男がいた。見知らぬ人で死んでいるようである。膝を立て口を開いていた。足で揺すっても身じろぎもしないので、ついに跨いで家に帰った。翌朝行くと跡形もなく、石の形と在り処だけが見覚えのとおりであった。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
定本柳田国男集 第4巻(柳田国男・定本柳田国男集)
柳田国男編『定本柳田国男集 第4巻』を全822話・伝説(1見出し=1話)単位で収録(緒言・序・名義・解説・和歌・注は除外/内包)。所在地(郡村区・社寺)を付して集成。
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遠野市の伝承
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