雪合羽の人影と落馬の死
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どんな伝承か
同じ田尻家の話に、奉公していた山口の長蔵という者、今は七十余の老翁であるが、若い頃に夜遊びに出て遅く帰ってきた。主人の家の門は大槌往還に向いて立っているが、その門前で浜の方から来る人に出会った。雪合羽を着ている。近づいて立ち止まるので怪しんで見ていると、往還を隔てた向かい側の畑地の方へすっと逸れて行った。そこには垣根があったはずと思ってよく見れば垣根は正しくある。急に怖ろしくなって家に飛び込んだ。後に聞けば、同じ時刻に新張村の何某が浜からの帰り道に馬から落ちて死んだという。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
定本柳田国男集 第4巻(柳田国男・定本柳田国男集)
柳田国男編『定本柳田国男集 第4巻』を全822話・伝説(1見出し=1話)単位で収録(緒言・序・名義・解説・和歌・注は除外/内包)。所在地(郡村区・社寺)を付して集成。
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遠野市の伝承
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