鶏が告げた偽の花嫁
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どんな伝承か
昔々これもある所にトトとガガがあり、娘の嫁入り支度を買いに町へ出るとて戸を鎖し、誰が来ても開けるなと言い置いて出た。昼の頃ヤマハハが来て娘を取って食い、娘の皮を被って娘になりすましていた。夕方に二人の親が帰り、おりこひめこ居たかと呼べば、ああいたます、早かったなしと答える。翌朝、家の鶏が羽ばたきして、糠屋の隅っ子見ろじゃ、と啼いた。常と変わった啼きようだと親は思った。花嫁を送り出そうとおりこひめこを馬に載せる時また鶏が啼き、おりこひめこを載せないでヤマハハ載せた、と聞こえる。繰り返すので親も気づき、ヤマハハを馬から引き下ろして殺した。糠屋の隅を見に行くと娘の骨が多くあった。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
定本柳田国男集 第4巻(柳田国男・定本柳田国男集)
柳田国男編『定本柳田国男集 第4巻』を全822話・伝説(1見出し=1話)単位で収録(緒言・序・名義・解説・和歌・注は除外/内包)。所在地(郡村区・社寺)を付して集成。
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遠野市の伝承
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