島根別院から静かに連行された王仁三郎
どんな伝承か
昭和十年十二月八日未明、松江市の島根別院に滞在中だった大本教の出口王仁三郎を検束するため、柔剣道二段以上を選抜した二百八十名の武装警官が水盃を交わして決死隊となり向かった。王仁三郎は抵抗せず、すみ夫人に「急に用事ができて京都に帰ったと信者に伝えてくれ」と言い残して松江署に連行された。同日、全国百九か所の大本関係施設が強制捜索を受け、幹部・有力信者四十四名が各地の警察署に護送留置されたという。
原典より
王仁三郎はそのとき松江市の島根別院に滞在中であった。—— 亀岡の大予言者――東洋の巨人・出口王仁三郎の世界(加藤正民・たま出版・心霊/予言) より引用地図で位置を見る
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
亀岡の大予言者――東洋の巨人・出口王仁三郎の世界(加藤正民・たま出版・心霊/予言)
『亀岡の大予言者――東洋の巨人・出口王仁三郎の世界』は、「天下の浪士」を名のる加藤正民が、出口ナオと出口王仁三郎、教団大本の歩みを心霊の立場からたどった論考である。ナオの神がかりと筆さき、王仁三郎の出現と高熊山の修業、『霊界物語』の口述、二度の大本事件、晩年の陶芸と死までを、筆さきや関係者の証言を引いて述べる。全編を通じて二人に現れた霊流を「A」「B」と呼び、大本の出来事が後の国の出来事を先取りした「型」を論じる。